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テクニカルQ&A
■計測・制御ソフトウェア DASYLab

Question  
Q1. A/Dボードを使用してデータ収集をする場合、実際にどのような設定が必要ですか?
Q2. データを保存する場合のフォーマットは何種類用意されていますか?
 また、データを保存した場合、時間に関する情報も記録されますか?
Q3. DASYLabにおけるサンプリングレートは?
Q4. DDEとはどのような機能ですか?
Q5. プログラムの作成は実際にどのように行いますか?
Q6. データ収集方法にはどのようなものが用意されていますか?
Q7. 新しく独自のモジュールを追加することは可能ですか?
Q8. ランタイム版とは何ですか?
Q9. アクションモジュールとは、どのような使い方をしますか?
Q10. ノートパソコンを使用したデータ収集を行いたいのですが、どのように行いますか?
Q11. 『「使いやすさ」「簡単」をテーマに開発された』とカタログに記述されていますが、具体的にはど のように使いやすく、簡単なのですか?
Q12. 2000年問題に関してはどうですか?
Q13. DDEモジュールにより当社指定のエクセルにデータを転送できますか?
Q14. DASYLab一本を購入して何台のパソコンにインストールできますか?
 また、何台のパソコンに計測ソフトとして使用できますか?
Q15. DASYLAB BasicとaPCI-G01を使う上で疑問点
Q15.1 aPCI-G01用のファイルをサイトからダウンロードし、セットアップしたところ、DASYLABのメニューバーにADTEKの項目が追加されましたが、その中で『aPCI-G01入力』の項目が反転したままになっており、入力用のモジュールを作製することができません。
Q15.2 作製できた出力モジュールにはOUT端子がありませんが、GP-IBで読みとったデータを例えばX/Y plotのモジュールで表示したい場合、どのように接続したらよいでしょうか?
Q16. 一般の計測器(HP,NF等)を組み合わせ(15台)GP−IBで接続して制御及び自動測定を行いたいと考えているのですが、この場合この支援ソフトは有効に活用できるのでしょうか?設定等 の変更はVB6で行うつもりです。
Q17. 画面関係にDASYLabを使用し、制御関係はC言語やDelphiで作成し、リンクする事は出来ますか?

Answer  

A1. A/Dボードを使用してデータ収集をする場合、実際にどのような設定が必要ですか?

 まずはじめにボードメーカ毎に用意されているデバイスドライバを選択します。次に、ハードウェア設定という項目の中で、ボードの種類、I/Oアドレス、IRQ等を設定します。
 これらの設定を行うだけで、ご使用のA/Dボードから収集したデータがDASYLabのアナログ入力モジュールを介してDASYLab上に取り込まれます。

A2. データを保存する場合のフォーマットは何種類用意されていますか?また、データを保存した場合、時間に関する情報も記録されますか?

 DASYLabにはDASYLab専用のフォーマット、ASCIIフォーマット(CSV形式)、DADiSP フォーマット等、計8種類のフォーマットが用意されています。
 もちろん、データを保存した場合、時間に関する情報も記録されます。従って、読み出したデータをチャート表示させた際の時間軸には、そのデータが記録された時間を使用することができます。

A3. DASYLabにおけるサンプリングレートは?

 DASYLabは、理論上最大800kHzでの単一データ、100kHzでの連続データの収集が可能です。ただし、これらの値は、理論上の値であり、計測制御ボード、デバイスドライバ、ご使用のパソコンの性能等により異なります。

A4. DDEとはどのような機能なのですか?

 DDEとは、Dynamic Data Exchangeの略であり、Windowsのアプリケーション間でデータ 交換を行うことができる機能です。
 DASYLabでは、DDE入力/出力モジュールを使用することによって、Microsoft Excel等にデー タを送信(出力)したり、またそれらのWindowsアプリケーションで分析したデータをDASYLab で受信(入力)することが可能となります。

A5. プログラムの作成は実際にどのように行うのですか?

 DASYLabは、プログラム言語等のプログラミングに関する専門知識を必要としません。機能毎に用意されているモジュールを組み合わせ、そのモジュールにおけるパラメータを設定するだけで、システムを構築することができます。

A6. データ収集方法にはどのようなものが用意されているのですか?

 DASYLabでサポートされているデータ収集ハードウェアは、A/D、D/ A、PIO、Counter、RS232C、及びGP-IB(IEEE488)です。A/D、D/A、PIO、Counterに関しては、19社(120種類以上)のボードがサポートされています。
 RS232Cに関しては、パソコン本体のシリアルインタフェースを使用します。
 GP-IBに関しては、National Instruments社、IOtech社、INES社の3社のボードをサポートし ています。

A7. 新しく独自のモジュールを追加することは可能ですか?

 DASYLabには、新しいモジュールを追加する方法が2つあります。
 一つは、DASYLabで用意されている既存のモジュールを組み合わせる方法です。この場合、ブラックボックスモジュールを使用して行います。
 もう一つの方法は、別売の「エクステンションツールキット(英語)」を使用して、プログラムレベルで新規モジュールを作成する方法です。このツールは、DASYLabの新規モジュール作成のためのプログラム構成を公表した技術資料です。
 このような2つの方法がありますが、後者はWindowsアプリケーション開発の経験のある方やC言語に詳しい方でないと難しい内容になっています。

A8. ランタイム版とは何ですか?

 DASYLab ワークシートを実行する機能のみを持たせた製品です。その為、ワークシートの作成/変更は行うことができません。
 例えば、DASYLabで作成した一つワークシートを工場ライン等の複数マシン上で実行する場合に、比較的安価なランタイム版を使用しすれば、コストの削減につながります。ただし、ランタイム版でも収集データや解析結果の表示レイアウトに関しては、ある程度の変更(色や表示桁数の変更等)は可能になっております。

A9. アクションモジュールとは、どのような使い方をするのですか?

 アクションモジュールとは、DASYLabの動作をコントロールする上で、非常に重要な役割を持ったモジュールです。
 アクションモジュールは、ある事象(TTL Highレベル、立ち上がりエッジ等)が生じた場合に、ジェネレータの周波数、振幅等の値を変化させたり、データ表示方法を切り替えたり、スイッチのON/OFFを切り替えたりすることができます。

A10.ノートパソコンを使用したデータ収集を行いたいのですが、どのように行うのですか?

 DASYLabのサポートボードには、ノートパソコンに対応した製品も含まれています。それらのサポート製品※を使用して、通常のISAバスボードと同様にドライバ選択をしていただければ、簡単にノートパソコンでのデータ収集が可能となります。
※ IOtech:WaveBook、Advantech:Daq Pad等
■PCカードを含めた当社のサポートボードにつきましては、こちらをご覧下さい↓

A11.『「使いやすさ」「簡単」をテーマに開発された』とカタログに記述されていますが、具体的にはどのように使いやすく、簡単なのですか?

 DASYLabが簡単にシステム構築ができるという主な理由には、次の3点があります。
  1. プログラムを作成するという概念ではなく、機能毎に用意されているモジュールを組み合わせる(接続する)作業がメインである。
  2. プログラム的記述はない。
  3. モジュールの記号は、左側が入力、右側が出力というわかりやすい構造である。

A12.DASYLabの2000年問題に関してはどうですか?

DASYLabにおける2000年問題に関するページをご参照ください。

A13.DDEモジュールにより当社指定のエクセルにデータを転送できるでしょうか?
 その場合カタログに最大16と記入されていますがデータ測定ポイントが16以上ある場合 は、データを任意の位置に転送できないでしょうか?

 DDEモジュールはExcelにデータ転送できますが、DASYLabの起動と同時に、Excelを起 動させておく必要があります。
 データ計測ポイントについて‥最大16とあるのは、DDEモジュール1つにつき最大チャンネル16 × DDEモジュール最大16個という意味で、16×16 = 256個のポイントを計測できるという意味です。256を越える分に関しては、計測不能となります。
 また、Excelの任意の位置にデータ転送する事ができます。

A14.DASYLab一本を購入して何台のパソコンにインストールできますか?
 また、何台のパソコンに計測ソフトとして使用できますか?

 DASYLab1本は、1台のPCに対してのライセンスです。ですので、複数のマシンで 動作させるには、その台数分のDASYLabの購入が必要です。
 ただし、ワークシート実行機能だけを持ったランタイム版(\60,000)を使用することも可能です。

  PC1: DASYLab4.0J
  PC2: DASYLab4.0Jランタイム版
  PC3: DASYLab4.0Jランタイム版

 PC1にてワークシートを作成し、PC1,2,3で実行。
(PC2,3でのワークシート作成は不可)

A15.DASYLAB BasicとaPCI-G01を購入しました。これらを使う上で疑問点があります。

A15.1aPCI-G01用のファイルを御社のサイトからダウンロードし、セットアップしたところ、DASYLABのメニューバーにADTEKの項目が追加されましたが、その中で『aPCI-G 01入力』 の項目が反転したままになっており、入力用のモジュールを作製することが できません。どうすればいいのですか?ちなみに、『aPCI-G01出力』のモジュールは作製できます。

「モジュール」→「数学」→「フォーミュラ」と選択することにより、ここにGPIB入力モジュールが存在していますので設定してください。

A15.2作製できた出力モジュールにはOUT端子がありませんが、GP-IBで読みとったデータを例えばX/Y plotのモジュールで表示したい場合、どのように接続したらよいのでしょうか?

 Q15.1の方法でモジュールを選択して頂くと、GB-IB入力モジュールがあります。この、GB-IB入力モジュールにOUT端子があります。このOUT端子からX/Yチャートなどに出力して頂くことになります。
 なお、補足説明ですが、一枚のGP-IBボードに対して、入力モジュールが1つ、出力モジュールが3つ必要となります。この出力モジュールは、実行開始時出力、常時出力、実行終了時出力を設定するためのモジュールですので、それぞれ出力設定をして頂く必要があります。

A16.一般の計測器(HP,NF等)をGP−IBで複数台接続して制御及び自動測定を行いたい。この場合この支援ソフトは有効に活用できますか?機器の設定変更はVisualBasicで行うつもりです。

 GP-IBカードによって多少異なりますが可能です。GP-IBカードのサポートメーカーは、INES, National Instruments, Iotech,アドテック(当社)の4社です。
 機器用のライブラリは用意されておらず、GP-IB用に用意されているコマンドを使用します。当社以外のコマンドや機能についてはヘルプをご覧下さい。
 当社製GP-IBカードのコマンドには、IFC, RENON/OFF, タイムアウト指定、WAIT等の基本的なものが用意されています。

 全般的に、制御用ではなく単純なデータ収集用とお考え下さい。扱えるデータフォーマットは、例えば初めの2バイトと終わりの3バイトを無視し、その間のデータをASCIIデータとしてDASYLabに取り込むといったかたちです。
取り込み可能なASCIIデータは数値のみとなり、文字列は扱えません。
 機器の設定変更はVisualBasicからで無くとも、初期設定(データ収集開始時の設定)はDASYLabでも可能です。
データの状況に応じて設定を変更するような場合は工夫が必要となり、 その条件に応じて実現可能か否かの判断をすることになりますが、VisualBasicであれば可能と思います。

A17.画面関係にDASYLabを使用し、制御関係はC言語やDelphiで作成し、リンクする事は出来ますか?

 ユーザアプリケーションのデータをDDE経由でDASYLabに渡すことは可能ですが、C言語やDelphiで作成したアプリケーションに画面をリンクすることとはできません。
なお、C言語でDASYLab 用モジュールを作成し、DASYLab のワークシートとして実行することは可能です。 ただし、ワークシートの作成には別売りのモジュール作成ツールキットDASYLab7.0-ETK(英語版のみ)が必要になります。

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