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組み込み機器とのデータ交換 -Step1- |
組み込み機器とパソコンでデータをやりとりする場合、その手段としてPCカードを使用する場合があります。ただ、Windowsパソコン上でカードを使用するためには、カードがDOSフォーマットされている必要があります。そうなると、組み込み機器側にDOS互換のファイルシステムを載せる必要があります。これは結構厄介な問題で、独自に作成する場合その手間もかかるし、ミドルウエアとして販売されているDOS互換ファイルシステムを購入した場合、その購入費用がかかります。またDOSフォーマットした場合、管理領域などが必要なので、その分カード容量をフルに使用することはできません。 |
---そこでCardUT97の登場です。--- |
CardUT97はWindowsパソコン上で、PCカードの内容を直接参照することが可能です。カード内容をエディットしたり、ファイルとのやりとりなども簡単に行えます。 |
■応用例■ |
例えば、カードを使用してファームウエアをアップデートするよう機器があった場合、Windows上でファームウェアを開発して、CardUT97でアップデートカードを作成する、と言ったことが可能です。 |
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2. 組み込み機器とのデータ交換
-Step2- |
さて、CardUT97を使用することによりカードはアクセスできるようになります。ただ、CardUT97上での操作は手順が簡単とはいえ、ワンタッチでは処理を行えません。また、カード内の特定の領域からデータを読み出すとか、書き込むといった定型業務をこなすことはできません。 |
---そこでCardUT97PROの登場です。---- |
CardUT97PROはWindowsパソコン上で、PCカードの内容を直接参照するためのAPIキットです。内容は、カードの状態取得/読み出し/書き込み/イレースを行うものです。CardUT97も実際にはこのAPIを使用した、ちょっと大きめのプログラムといえます。従ってCardUT97でできることはすべて実現可能となります。これを使うことにより、定型操作をプログラミングすることができます。APIはDLLなので、DLLを使用できる言語であれば対応可能です。登録されているAPIは非常にシンプルなもので、簡単に使用できます。 |
■応用例■ |
データベースアプリケーションに組み込んで、カードにデータベースを書き込む処理を利用者の操作なしで実現可能。 |
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3.データの複製に |
CardUT97の機能として、カード内容をファイルにバックアップする機能があります。これにより、カード内容を変更した場合でも、いつでももとの状態に戻すことができます。またカード間コピー機能により、全く同じ内容のカードを簡単に作成できます。例えばCase1の応用例ではアップデートカードを、複数個作成することができます。 |
■応用例■ |
DOSフォーマットされているカードが、突然参照できなくなった場合、一旦カード内容をハードディスクにバックアップしておき、カード内のDOS管理領域をエディットしてディスクを復活させることが可能です。バックアップがあるので心おきなくエディットできます。 |
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