注1 A/D 変換LSIの変換時間です。
A/D変換方式 | : | 逐次変換方式 |
A/D変換分解能 | : | 12ビット/8ビット(ソフト切換え) |
A/D変換速度 | : | 25μs(MAX),8ビット時15μs(TYP) 注2 |
入力チャンネル数 | : | 4チャンネル |
入力方式 | : | シングルエンド(全グランド共通) |
入力インピーダンス | : | 1MΩ(min) |
入力電圧範囲 | : | ±5V |
入力最大電圧 | : | ±30V |
オフセット温度ドリフト | : | ±45ppm/℃(max) |
ゲイン温度ドリフト | : | ±10ppm/℃(max) |
変換コード | : | オフセットバイナリ |
対応機種 | : | 日本電気製PC-9800シリーズ及びその互換機 |
バス形式 | : | PC-9801 拡張バス準拠 |
占有アドレス | : | 8ビットポート4アドレス(奇数,偶数) 又は、16ビットポート2アドレス(連続) |
電源電圧/消費電流 | : | +5V 0.5A(MAX) 、-12V 40mA(MAX) |
使用温度範囲 | : | 10〜35℃ |
保存温度範囲 | : | 0〜75℃ |
注2 ショートサイクル時A/Dがスタートし終了するまでの平均値です
チャンネルセレクト、取り込み時間は含みません。
4チャンネルの入力はそれぞれにGNDラインをもつRCAジャック入力で、同軸ケーブルで接続します。
入力電圧は-5V〜+4.9976Vまで、この電圧を超えたものは最大値(FFFH)または、最小値(0H)となります。また、入力の絶対最大定格±30Vはいかなる場合も超えることは許されません。
・連続アドレス配置 (I/O ポートアドレスの偶数/奇数アドレスを使用する)
例00D0H,00D1H,00D2H,00D3H
・偶数アドレス配置 (I/O ポートアドレスの偶数アドレスを使用する)
例:00D0H,00D2H,00D4H,00D6H
・奇数アドレス配置 (I/O ポートアドレスの奇数アドレスを使用する)
例:00D1H,00D3H,00D5H,00D7H
のいずれかを選択する事が出来ます。
出荷時は、8ビット偶数アドレス配置に設定されていまので、以下の様にポートアドレスが割り付けられます。
I/Oアドレス | 書き込み時(I/O WRITE) | 読み込み時(I/O READ) |
00D0H 00D2H 00D4H 00D6H |
12ビット変換開始 8ビット変換開始 チャンネル選択 予約(使用不可) | 下位4ビットデータ+EOC 上位8ビットデータ 使用不可 予約(使用不可) |
・下位4ビット+EOCポート詳細(I/Oリード)
・上位8ビットポート詳細(I/Oリード)
・チャンネル選択ポート詳細(I/Oライト)
・変換開始ポート(I/Oライト)
A/D変換開始はI/Oポートへの書き込みによって行われます。12ビット精度での変換の場合と8ビット精度での変換では書き込むポートが異なります。A/D変換開始は指定のポートへのI/Oライト動作によって行われ、このときのデータは使用されないので何であっても構いません。
8ビット時 15μs(平均)
となります。
12ビット分解能と8ビット分解能の切り換えは「変換開始」ポートによって自動的に行われ、「8ビット変換開始ポート」に書き込みを行うことによって、8ビットでの変換がおこなわれます。
8ビットのショートサイクルを使用した場合、データは上位データポート(8ビット)のみ有効で、下位データは意味を持ちません。この時、下位データポートはEOCの確認ポートとしてのみ使用します。
サトーパーツ CN-7017または相当品
・基板側コネクタ:ワカ製作所 RCAジャックまたは相当品
信号の接続
信号源との接続は付属の同軸ケーブルで行うか、自作します。グランド(GND)入力はチャンネル毎にありますが、内部では全て同一グランドに接続されていますのでグランド・レベルの異なる信号源を測定する事は出来ません。また、信号源のインピーダンスが高いと測定誤差やクロストークの原因となりますので、できるかぎり信号源のインピーダンスは低くなるようにし、ケーブルは必要最小限の長さで使用してください。
接続例1 一芯同軸ケーブル使用時の接続
接続例2 二芯シールドケーブル使用時の接続
AB98シリーズ一覧表 |
---|
製品一覧表 |
Home Page |