AB98-02B

4ch UARTボード

特長

仕様

外部との接続

機器の接続方法

割り込み機能設定


特長

AB98-02Bは、RS232Cのインターフェースを持つ周辺機器を4台まで接続可能にする非同期式(調歩同期式)4chシリアルインターフェースボート゛です。SIOには、μPD71051を使用し、ビット長、パリティ、ストップビットをプログラムで簡単に指定できます。また、ボーレートはジャンパ切替により、各チャンネルごとに独立して設定することも可能です。

AB98-02Bの写真

[ブロック図]


仕様

通信形式:RS-232C準拠
チャンネル数:4ch
伝送形式:非同期(調歩同期)方式
転送レート :75,150,300,600,1200,2400,4800,9600ボー
(各チャンネルごと独立してジャンパ設定可能)
使用LSI :NEC μPD71051(インテル i8251A 相当)
又は同等品×4個
入出力コネクタ :第一電子工業 DDK57シリーズ 14pinコネクタ×2
(1コネクタに2チャンネル割り当て)
占有アドレス :偶数又は奇数連続8ビットポート8アドレス
又は連続16ビットポート8アドレス
割り込み機能:割込要因 8要因、割込み要求出力 7本
電源電圧:+5V±5%
消費電流:0.5A(MAX)
動作温度範囲:+5〜+55℃(結露なきこと)


外部との接続

[外部接続コネクタ信号名]

ボーレートの設定は、各チャンネルごとにジャンパにより設定できます。

[コネクタ形式] CN1,CN2
基 板 側DDK 57LE-40140-7700
ケーブル側DDK 57F-30140-20S
コネクタ付ケーブルは、製品に付属しています。

付属ケーブルの末端は、開放となっていますので接続する機器に合せて、コネクタを取り付ける必要があります。取り付けるコネクタは、通常 24PINのD-SUBコネクタと呼ばれるコネクタで、本ケーブルを直接他の機器に取り付ける場合はオスのコネクタを、中間にRS232C標準接続ケーブルを入れる場合は、メスのコネクタをとりつけて下さい。


機器の接続方法

 RS232C上の機器は、信号構成上からDTEとDCEに分ける事ができます。本基板の様にTXD(送信データ)を出力している機器はDTE、モデムの様にTXDのピンが入力(受信データ)となる機器をDCEと呼びます。DCEはDTEからの信号を1対1で接続できる様にDTEの出力信号の部分に対応する(接続すべき)入力信号を、入力信号の部分に出力信号を取り付けた機器ということができます。
本基板との接続には、まず、接続する機器がDTEかDCEかを確認する必要があります。 DCEならば対応するピンに1対1で接続できます。しかし、DTEの場合、入出力の対応をとって接続しなければなりません。この様な配線方法をクロス接続といいます。
DTE-DTE 接続はコンピュータ同志の接続などに使用しますが、RS-232規格は、元々コンピュータ等とモデムを接続する為のものですから、この接続方法の場合の各信号線の使い方は定義されていません。
 各信号線の使い方はお互いのソフトウェア次第となりますから、上記の接続方法ですべての機器が動作するとは限りません。使用する機器の説明書を確認の上、接続して下さい。

[接続例]

[RS-232C信号対応表]
信 号 名 機  能 I/O
通称 RS-232CJIS C6361
TXD
RXD
RTS
CTS
DSR
GND
DTR
BA
BB
CA
CB
CC
AB
CD
SD
RD
RS
CS
DR
SC
ER
送信データ
受信データ
送信要求
送信可
データセットレディ
信号用接地
データ端末レディ
O
I
O
I
I
-
O


割り込み機能設定


割込み機能の設定は、J5〜19でOR接続(J12〜19で要因のOR、
J5〜11でその割込み先)J20で1対1接続を設定します。

[PC-9801シリーズのハードウェア割り込み]

PC-9801のバス上に割り当てられている割り込み要求線は下表の通りです。

バス上の
端子番号
信 号 名機 能 名 備  考
主な割り込み要因(純正品)
B24
B25
B26
B27
B28
B29
B30
IR31
IR51
IR61
IR91
IR101/IR111
IR121
IR131
INT0
INT1
INT2
INT3
INT41/INT42
INT5
INT6
ファクシミリ/拡張シリアル/ネットワーク
CMT/ImPP
ODA プリンタ/CGMT
HD/SCSI
640K/1M FDD/高速回線
サウンド/GP-IB/拡張シリアル/B4680
マウス/ミュージック

注1.割り込み信号は、ジャンパ線等の切換えにより変更できる場合があります。
注2.信号名は本体内で使用されている割り込みコントローラ8259Aの
  割り込み入力線に対応しています。
  なお、信号名の末尾の1は信号が正論理である事を示すもので
  省略される場合もあります。


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