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読む用語辞典


 弊社ではこの度、弊社製品へのご理解をより深めていただけるように、計測・制御ボードに関する「読む用語辞典」をお届けする運びとなりました。
 この用語辞典は、用語毎の単独の説明だけではなく、前後の関連する用語と併せてお読みいただくことにより、より理解し易いものとなるように「読み物風に」まとめました。
 またそれぞれの項目には、基本的な考え方をご理解いただくための記事を盛り込みましたので、計測・制御の入門用としてもお役に立てるものと確信いたしております。

 弊社製計測・制御ボードのマニュアルやカタログをご覧いただく際の辞典として、また計測・制御の学習等に幅広くお使いいただけます。
 この辞典がみなさまのお手元に置かれ、ご愛用いただけますことを心より願っているものです。

 今回は全60ページをPDFファイルで掲載いたしましたので、ダウンロードの後プリントしご利用いただければ幸いです。

 またプリント等が正常に行えない場合は、弊社営業所までご連絡をお願い申し上げます。

 なお、この用語辞典以外のことでも計測・制御に関することならどんなことでも弊社営業部、またはテクニカルサポートまでお問い合わせください。

読む用語辞典目次

 計測・制御ボードの基礎 「A/Dコンバータのしくみ」
 計測・制御ボードの基礎 「A/D、D/A変換精度」
 計測・制御ボードの基礎 「絶縁方式」
 A/D、D/A変換ボードの構成と用語
 デジタル入出力ボードの構成と用語
 モータコントロール、カウンタ
 シリアルインタフェースとRS-232C、RS-485


一部抜粋(図は省略)

1.A/Dコンバータの種類としくみ
  • 追従型A/Dコンバータ

  •  下図のような回路でカウンタに0から順にカウントさせ、その値(デジタル)をD/Aコンバータに供給すると、D/Aコンバータはそのデジタルデータに相当する電圧を発生します。
     この電圧と、A/D変換したい電圧(Vin)を比較器(コンパレータ)で比べ、両者が一致したときのカウンタの値を読めば、それがA/D変換した結果ということになります。
     しかしこの方法ではカウンタが常に0からカウントしていくため変換に時間がかかる上、アナログ入力電圧の値によって変換時間がまちまちになってしまいます。


  • 逐次比較型A/Dコンバータ(精度・速度・コストのバランスのよい汎用品)

  •  この方式は追従型と同じ原理を使いますが、カウンタのカウント方法を工夫したものです。
     追従型ではカウンタの最下位bitに1を加えて行きますが、逐次比較型では逆に最上位bitを最初に1にします。この時D/Aコンバータの電圧がVinを超えるかどうかをコンパレータで調べ、超えたら最上位bitを0に戻し、超えなければ1のままにしておきます。
     次に上から2番目のbitに対して同じ処理をし、以下最下位桁までこれを繰り返していくと、最終的にカウンタにはVinをA/D変換した結果が残ります。
     この方式は追従型に比べ非常に高速の変換ができることと、アナログ入力電圧の値に関係なく一定の変換時間が得られますので、広く利用されています。


  • フラッシュ(並列)型A/Dコンバータ(高速でビデオ用として優れる)

  •  逐次比較型変換方式においても、カウンタの値を1bitずつ操作するのでそれなりの変換時間がかかります。そこで「一発変換」しようとする方式が考えられました。
     この方式の考え方は「たとえば8bitのA/D変換をするなら、あらかじめ256通りの基準電圧と、256個のコンパレータ(比較器)を用意しておいて、変換したい電圧をすべての基準電圧と一度に比べてしまおう」というものです。


読む用語辞典ダウンロード yougodic.pdf(295KB)