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aPCI-8000/9000全般
aPCI-9131 パラレルI/O
aPCI-8002 シングルボードコンピュータ
aPCI-8010 カード型CPUモジュール搭載 CPUボード
aPCI-8131 パラレルI/O
aPCI-8132 パラレル入力
aPCI-8133 パラレル出力
aPCI-8201 GP-IBインターフェース
aPCI-8284 CPLD
aPCI-8304 4ch RS-232C シリアル通信
aPCI-8701 Videoキャプチャ
aPCI-8759 4軸ステップ/サーボモータコントローラボード
aPCI-8806 D/Aコンバータ
aPCI-8815 A/Dコンバータ
 
テクニカルQ&A
■aPCI-8000/9000全般

Question  
Q1. aPCI-8000/9000シリーズのボードは、PXIシステムで動作しますか?

Answer  

A1. aPCI-8000/9000シリーズのボードは、PXIシステムで動作しますか?

動作可能です。
aPCI-8000/9000シリーズはCompactPCI規格に準拠していますので、PXI仕様で規定されているCompactPCIとの互換部分において動作します。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-9131 パラレルI/O

Question  
Q1. 出力の飽和電圧と漏れ電流はいくらですか?
Q2. 入力/出力共に応答時間のスペックは、フィルターを通した時間も含まれるのですか?
Q3. 入力OFF信号電流について。

Answer  

A1. 出力の飽和電圧と漏れ電流はいくらですか?

 それぞれ次の通りです。
飽和電圧
 D** : 0.05[V]以下※200[mA]駆動時
 L** : 1.00[V]以下※100[mA]駆動時

漏れ電流
 D** : 100[nA]以下
 L** : 20[uA]以下

A2. 入力/出力共に応答時間のスペックは、フィルターを通した時間も含まれるのですか?

 応答時間はフォトカプラの応答時間を指しており、フィルタの時間は含まれていません。
 チャタリング除去フィルタは、入力信号が変化してから設定した時間だけその状態が続いた場合に信号が変化したと判断し、入力ポートレジスタに値を反映します。
 同フィルタは、ドライバにより10[us]単位で、0〜1.27[ms]の時定数を得るように設定することが可能です。

A3. 入力OFF信号電流について。

 半導体スイッチを接続したいと考えています。
 入力がONする電流は3mA超との事ですが、入力がOFFであることが保証される信号 電流(漏洩電流)の最大はいくつでしょうか?
 入力OFFが保証される電流は、280[uA](MAX)となります。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8002 シングルボードコンピュータ

Question  
Q1. aPCI-8000シリーズのCPUボードでWinNTまたはWinNT Embeddedは使用できますか?
Q2. DOCはCPU動作時に内容が書き変わらないようにすることはできるのですか?

Answer  

A1. aPCI-8000シリーズのCPUボードでWinNTまたはWinNT Embeddedは使用できますか?

 DiskOnChip(DOC)にOSイメージを納めるにはどのような方法を用いるのですか?DOCには必要最小限のもののみを入れて、コンパクト化したいのです。
 また、他社のROM化Windowsで作 成したDiskOnChipは使用できるのでしょうか? (ワコムエンジニアリングのRomWinやICAのBoot Winなど)
 弊社では Microsoft Windows NT Workstation 4.0 およびMicrosoft Windows NT Embbeded 4.0 での(ハードディスク上での)動作を確認しております。VenturCom の Windows NT Embbeded は未確 認です。
 また M-Systems DiskOnChip 2000 はチップセットが SiS 5598 の場合、Windows NT のブートをサポートしておりません。aPCI-8002は SiS 5598 チップセットを使用しているため DiskOnChip からの Windows NT のブートはできません。

A2. DOCはCPU動作時に内容が書き変わらないようにすることはできるのですか?

 DOCはハードディスクと同じ扱いとなるので、WP(ライトプロテクト)設定はできません。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8010 カード型CPUモジュール搭載 CPUボード

Question  
Q1. aPCI-8010の消費電流を教えてください。
Q2. Windows2000でEthernetがうまく動かない。
Q3. ウオッチドッグタイマーに関して。
Q4. ボード上のIDEインタフェースについて。

Answer  

A1. aPCI-8010の消費電流を教えてください。

 以下の通りです。
aPCI−8010/4B
(FDD/HDD/CD-ROMドライブ無し)
TYP. 3.8A(DC5V)
aPCI−8010/4S
(FDD/HDDドライブ有り、CD-ROMドライブ無し)
TYP. 4.5A(DC5V)
aPCI−8010/4F
(FDD/HDD/CD-ROMドライブ有り)
TYP. 4.9A(DC5V)
TYP. 1.0A(DC12V)
aPCI−8010/5B
(FDD/HDD/CD-ROMドライブ無し)
TYP. 4.1A(DC5V)
aPCI−8010/5S
(FDD/HDDドライブ有り、CD-ROMドライブ無し)
TYP. 4.7A(DC5V)
aPCI−8010/5F
(FDD/HDD/CD-ROM ドライブ有り)
TYP. 5.2A(DC5V)
TYP. 1.0A(DC12V)

A2. Windows2000でEthernetがうまく動かない。

 aPCI-8010/4BにWindows2000Professionalを使用して付属のEthernetドライバをインストールしたのですがLANが機能しません。 ネットワークアダプタは"Realtek RTL8139 Family PCI Fast Ethernet NIC"が正常に動作しています。
 ローカルネットワーク接続の方法、設定内容は相手パソコン側も同一で、ケーブルを交換しても変化無しでした。また、ドライバの詳細設定のプロパティの内容は変更していません。
 以下の点をご確認ください。
  1. IPアドレス設定は大丈夫でしょうか?
  2. 「マイクロソフト ネットワーク共有サービス」がインストールされていますか?
  3. Windows2000のネットワークドライブは、Windows2000に登録されたユーザーでないとアクセスできません。
  4.  Windows2000にクライアント側パソコンユーザのアカウントがあることを確認してください。

A3. ウオッチドッグタイマーに関して。

 システム暴走対策のためにウオッチドッグタイマー(W.D.T.)でリセットをかけたいのですが、W.D.T.によるリセットが発生した場合、ボード上で初期化が必要なデバイスすべてにリセットがかかりますか?
 またその場合、同じシステムバスに繋がっている他のボードにもリセット信号は伝播しますか?
 PCIRST#信号はCPCIバスを通じて(初期化を必要とする)システム上の全てのデバイスに配線されています。
 W.D.Tによりリセットがかかると、PCIRST#信号がアクティブになります。ゆえにボード上のデバイスばかりでなく、CPCIバス上のすべてのペリフェラルにリセットがかかることになります。

A4. ボード上のIDEインタフェースについて。

 ボード上のIDEインタフェースにはCompactFlashポートとUltraDMA/33対応ポートが各1ポートずつありますが、それらの関係はプライマリ/セカンダリ、あるいはマスタ/スレーブのどちらでしょうか?
 aPCI-8010のIDEインタフェースはセカンダリをもちません。したがって、プライマリのマスタ/スレーブとなります。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8131 パラレルI/O

Question  
Q1. 電源投入時の出力ポートの値はどうなっているのですか。
Q2. 既に1つのプロセスがボードに対しオープンを行い、やりとりを行っている際に別のプロセスがボードに対しオープンする事が可能なのでしょうか?
Q3. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

Answer  

A1. 電源投入時の出力ポートの値はどうなっているのですか。

・1または0の論理不定の状態が存在する?
・パワーオンリセットにより、論理は固定されて不定状態は絶対存在しない?
・不定状態は存在するが、電源投入して○△n秒後にはパワーオンリセットにより、論理は固定される?
 本製品の出力部のレジスタ素子は、74AC273というCLR端子を持つフリップフロップで構成されていますので、パワーオンリセットの初期に論理は固定されて(OFF状態)、不定状態にはなりません。

A2. 既に1つのプロセスがボードに対しオープンを行い、やりとりを行っている際に別のプロセスがボードに対しオープンする事が可能なのでしょうか?

 弊社のWindowsドライバの仕様として、すでにオープンされたデバイスに対しては排他制御を行い、別のプロセスからオープンすることは出来ない構造をとっています。
 もし、既にオープンされているデバイスを Apci8131Create にて再度オープンしようとした場合には、以下の様なエラーが返ってきます。
  • APCI8131_ERR_IN_USE : 指定のデバイスは使用中です
  • APCI8131_ERR_NO_DEVICE : 使用可能なデバイスがありません(APCI8131_SLOT_AUTO を指定した場合)
 上記に関連して、詳しくはaPCI-8131API仕様書 (apci8131ap.txt)の
    4. APIリファレンス
    4.1. 初期化 API
    4.1.2. Apci8131Create
    4.3. その他の API
    4.3.1. Apci8131GetLastError
にも情報がありますのでご参照下さい。

A3. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

  • デバイスID=0x8131、ベンダID=0x136C です。
  • I/OポートアクセスのためのベースI/Oアドレスは、PCIバスコンフィグレーションレジスタ空間のBase Address1の値のビット0をマスクした値を使用します。
  •  例えば、Base Address1=0x00007601の時、ベースIOアドレス=0x00007600 を使用します。
  • ボード上のI/Oポートのマッピングと割り込み機能に関しては、マニュアルに記載されています。使用しているPCIバスコントローラチップは「APIC21」です。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8132 パラレル入力

Question  
Q1. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

Answer  

A1. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

  • デバイスID=0x8132、ベンダID=0x136C です。
  • I/OポートアクセスのためのベースI/Oアドレスは、PCIバスコンフィグレーションレジスタ空間のBase Address1の値のビット0をマスクした値を使用します。
  •  例:Base Address1=00007601のとき、ベースIOアドレス=00007600 を使用します。
  • ボード上のI/Oポートのマッピングと割り込み機能に関しては、マニュアルに記載されています。使用しているPCIバスコントローラチップは「APIC21」です。


 
テクニカルQ&A
■aPCI-8133 パラレル出力

Question  
Q1. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

Answer  

A1. Windows以外のOSでドライバを作成したいのですが、情報を教えてください。

  • デバイスID=0x8133、ベンダID=0x136C です。
  • I/OポートアクセスのためのベースI/Oアドレスは、PCIバスコンフィグレーションレジスタ空間のBase Address1の値のビット0をマスクした値を使用します。
  •  例:Base Address1=00007601のとき、ベースIOアドレス=00007600 を使用します。
  • ボード上のI/Oポートのマッピングと割り込み機能に関しては、マニュアルに記載されています。使用しているPCIバスコントローラチップは「APIC21」です。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8201 GP-IBインターフェース

Question  
Q1. IFCの送出持続時間[μsec]を教えて下さい。
Q2. SRQ受信フラグをドライバで強制的に落とすことは可能ですか?
Q3. 指定した機器にトリガ信号を送出するコマンドはありますか?
Q4. 指定した機器をリモートモードにしたりローカルモードにしたりするコマンドが無いようですが、これらはコマンド送信時に自動的に行なわれると考えてよろしいですか?
Q5. Apci8201SetEosコマンドで設定されるデリミタおよびEOIは、「送信時に付加されるとともに、受信データの終端判定にも使われる」と考えてよろしいですか?
Q6. Apci8201Initコマンドでサイズが設定されるバッファは、送受信ともに使われるバッファと考えてよろしいですか?それとも送信時には与えられた文字列分のバッファがその都度割り当てられるのでしょうか?
Q7. Apci8201SendData系のコマンドの他にApci8201SendCmdというコマンドが用意されているようですが、違いを教えて下さい。

Answer  

A1. IFCの送出持続時間[μsec]を教えて下さい。

 ソフトウエアタイマーにより「100msec」のパルスを出力しています。かなり長めに出力されています。
ご注意:「マイクロsec」ではなく「ミリsec」です。

A2. SRQ受信フラグをドライバで強制的に落とすことは可能ですか?

 残念ながら出来ません。ポーリングによる受信動作が必要です。

A3. 指定した機器にトリガ信号を送出するコマンドはありますか?

 現バージョンには有りません。代わりに「Apci8201SendCmd」をご利用下さい。

A4. 指定した機器をリモートモードにしたりローカルモードにしたりするコマンドが無いようですが、これらはコマンド送信時に自動的に行なわれると考えてよろしいですか?

 自動的に行われるわけではありません。現バージョンにはそうした機能がありませんが、API関数のSendCmdを使用して実現させることができます。
「Apci8201SendCmd」をご利用下さい

A5. Apci8201SetEosコマンドで設定されるデリミタおよびEOIは、「送信時に付加されるとともに、受信データの終端判定にも使われる」と考えてよろしいですか?

 はい、その通りです。ただし、EOIは常に終端と判定されます。

A6. Apci8201Initコマンドでサイズが設定されるバッファは、送受信ともに使われるバッファと考えてよろしいですか?それとも送信時には与えられた文字列分のバッファがその都度割り当てられるのでしょうか?

 「Apci8201Initコマンド」で割り当てられるバッファは送受信兼用です。送信時にはユーザの送信データを、このバッファにコピーしています。

A7. Apci8201SendData系のコマンドの他にApci8201SendCmdというコマンドが用意されているようですが、違いを教えて下さい。

 「Apci8201SendCmd」はATNラインをLowレベルにして、GP-IBバス上にコマンドを送出する場合に使用します。多くのAPIは、この「Apci8201SendCmd」を利用して作られています。
 例えば「Apci8201Dcl」APIは以下のように実装されています。
BOOL Apci8201Dcl(WORD LogSlot)
{
BYTE buff[10];
buff[0]=UNL;
buff[1]=UNT;
buff[2]=DCL;
return Apci8201SendCmd(LogSlot,buff,3);
}
 コマンド送出の順番などの詳細は以下の文献を参考になさって下さい。
  • GP−IBインターフェースの使い方 ISBN4-526-02038-9
  •   松野寿夫著 日刊工業新聞社
  • IEEE488/GP−IB設計マニュアル ISBN4-915449-56-4
  •   菅原宏和著 総合電子出版社
  • TMS9914Aユーザーズマニュアル
  •   テキサスインスツルメント社

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8284 CPLD

Question  
Q1. CN2〜5の横にある穴の径はφ2.6 ですか。
Q2. 実装部品の最大実装高は何mmですか。
Q3. PL9080の近くにある穴を拡張ボード固定用として使用することは可能ですか。
Q4. 拡張ボードを設計する時の注意事項などありましたら教えて下さい。
Q5. ダウンロードするファイルの拡張子はPOFとSOFがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。また、どの場合に使い分けるのでしょうか。
Q6. epf50ep.sof だけをダウンロードできないのでしょうか?
Q7. 2枚のボードに全く同じ回路を同じJTAG Chain Setupの設定で焼いたところ、1枚は正常動作し、もう1枚は誤動作していまいます。
Q8. 1枚のボードにプログラミングした後、同じ回路を同じ設定でもう1枚のボードにプログラミングしたところ上手く焼けませんでした。
Q9. 添付されるサンプル回路とはどのようなものなのでしょうか?また、PCI9080のどのモード用でしょうか?
Q10. 所定時間内に所定数のデータがCPUボードからPCIバス経由で書き込まれ、これを加工して出力する動作を2000回程度繰り返す回路を考えています。

Answer  

A1. CN2〜5の横にある穴の径はφ2.6 ですか。

 φ2.6 です。

A2. 実装部品の最大実装高は何mmですか。

 それぞれ下記の通りです。

 C72,C124,C176 公称11.5mm(リード線の浮きを考慮すると、12.5mm)
 DC1,DC2,DC3 公称12.3mm
 C71,C123,C175 公称9mm(リード線の浮きを考慮すると、10.0mm)

A3. PL9080の近くにある穴を拡張ボード固定用として使用することは可能ですか。

 穴はご自由にお使い下さい。

 穴寸法=φ2.6
 穴位置=19.93mm(縦),5.5mm(横) ※基板を縦長にした状態です。

A4. 拡張ボードを設計する時の注意事項などありましたら教えて下さい。

 CN6(JTAGコネクタ)は、ケーブルを接続すると実装高が約15mmになります。
 拡張基板に接触するのを避ける為に、CN6のケーブル側のコネクタのケーブル折り返し用の部品を使わない、拡張基板側でCN6廻りに穴を開ける等してください。

A5. ダウンロードするファイルの拡張子はPOFとSOFがありますが、どのような違いがあるのでしょうか。また、どの場合に使い分けるのでしょうか。

 POFファイルは Programmer Objiect File、SOFファイルは SRAM Objiect Fileです。
 POFファイルはEPC2等のフラッシュ構造(不揮発性)のデバイスに書き込む為のファイルです。SOFファイルはSRAM構造のデバイスに書き込む為のファイルです。
 SOFファイルの書き込みは高速ですが、電源投入毎に実行する必要がある事から主にデバック時に使用します。

A6. epf50ep.sof だけをダウンロードできないのでしょうか?

 テストした限り、一度 Samplle12a1.jcf を読み込み、その中で 1)epm7064.pof 2)epm7256.pof をダウンロードした後、3)epf50ep.sofをダウンロードする手順になっているのですが、一度1)、2)をダウンロードした後は、3)だけを何度もダウンロ ード出来ないのでしょうか。
 (PLD内部論理を変更しながらテストすることを想定しています。その為、変更点が無い1) 2)のダウンロ ードは省きたいと考えています。)
 可能です。
 1. epm7064.pof
 2. epm7256.pof
 3. epf50ep.sof
の設定の場合、ダウンロードしたくないファイルを指定しなければ[none]となり、ダウンロードを省く事ができます。(ファイル指定を手操作で編集してください)
例)
 1. none
 2. none
 3. epf50ep.sof

 尚、デバック完了後はEPC2を実装し、上記の例ではファイルを指定し、書き込みを行ってください。

A7. 2枚のボードに全く同じ回路を同じJTAG Chain Setupの設定で焼いたところ、1枚は正常動作し、もう1枚は誤動作していまいます。

 正常動作するボード、誤動作するボードにそれぞれ同じ回路を3回ずつ焼き直しましたが、何度焼き直しても現象は変わりません。また、2枚のボードのROM(EPC2)のみを交換してみても、現象は変わりませんでした。
 試しに別の回路を2枚のボードに焼いたところ、2枚とも正常動作するようになりました。
 考えられる不具合原因として、一つにはcPCI-8284が故障している可能性があります。
 もう一つは、『別の回路を2枚のボードに焼いたところ、2枚とも正常動作するようになりました。』という事から、その回路はタイミングにクリティカルな部分があり、回路の遅延のばらつきに依存していることが考えられます。
弊社のサンプルデザインsample1で正常に動作しないことがあったかをご確認ください。
 また、MAX+plus IIのコンパイルオプションのデザインドクターをONにし、関連性のあるワーニングが出ていないかをご確認ください。回路が同期設計でない時、この種の不具合が発生します。

A8. 1枚のボードにプログラミングした後、同じ回路を同じ設定でもう1枚のボードにプログラミングしたところ上手く焼けませんでした。

 その時に出たメッセージは下記の通りです。
 JTAG chain information specified in this dialog box does not match the information detected in hardware -- <テキスト>
 そこで、JTAG Chain Setupの設定をし直したり、基板ラックやMAX+PLUS2がインストールされているパソコンの電源のON/OFF等を行いましたが、焼けるようにはなりませんでした。
 次に、ROMを挿さずにボードを基板ラックに実装して電源をON/OFFし、再度ROMを実装してプログラミングしたところ、うまく焼く事ができました。
 尚、MAX+plus IIはVer 10.0、OSはWindows 2000です。
 MAX+plus II Ver 10.0 でNT4.0の環境でaPCI-8284D2(ROM実装)に対し、sample1の デザインを2回書き込んでみました。結果は正常でした。
 この実験結果から不具合の要因として、ROM(EPC2) の接触不良が疑われます。

A9. 添付されるサンプル回路とはどのようなものなのでしょうか?また、PCI9080のどのモード用でしょうか?

 製品に添付してあるドライバとサンプルソフトに付きましては、弊社Webからダウンロードしていただくこともできます。  サンプルソースは3本付属しており、詳細は次の通りです。
  • Sample1
  • EPF10KE を使用し、ボード上のメモリ等のアクセスを行うサンプルとなっています。

  • Sample2
  • EPM7256 を使用し、EPF10KE に対してPPAモードでのコンフィグレーションを行うサンプルとなっています。

  • Sample3
  • EPM7064 を使用し、JAM言語を使用したJTAGによるISPを行うサンプルとなっています。
     JAM言語はISP(In-system Programming)用に開発された標準ファイルフォーマットのプログラミング言語です。 JAM言語に関する情報は下記ホームページを御覧下さい。
    http://www.jamisp.com/
 PCI9080のダイレクトスレーブモード時のサンプル回路(デザイン)が載っています。また、DMAを使用した場合のプログラムソース(動作方法)も載っています。

A10. 所定時間内に所定数のデータがCPUボードからPCIバス経由で書き込まれ、これを加工して出力する動作を2000回程度繰り返す回路を考えています。

 要求する時間とデータ数の兼ね合いで実現できるかどうかが決まります。それを調整することが出来るのであれば、実現出来る可能性があります。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8304 4ch RS-232C シリアル通信

Question  
Q1. CPUボードaPCI-8010にWindows98SEをインストールした環境で使用していますが、動作チェックアプリケーション "apci8304(8308).exe" を実行して、デバイスの[Create] → [SioStart]でフリーズします。

Answer  

A1. CPUボードaPCI-8010にWindows98SEをインストールした環境で使用していますが、動作チェックアプリケーション "apci8304(8308).exe" を実行して、デバイスの[Create] → [SioStart]でフリーズします。

 aPCI-8010 の BIOS Setup の Installed O/S を [other] に設定した状態でこの現象が確認されました。しかし、BIOS SetupのInstalled O/Sを [Win95/Win98]に設定して同様の操作をすると、フリーズすることはありません。
 aPCI-8010 + aPCI-8304 の組み合わせ動作に問題はありません。但し、使用するOSに応じて BIOS Setup の Installed O/S を正しく設定しないと誤動作する可能性があります。

 調査しました結果をまとめると以下のようになります。
OS              Installed O/S
--------------- -------------
Windows 98 SE   [Win95/Win98]
Windows Me      [Win95/Win98]
Windows NT 4.0  [Other]
Windows 2000    [Other]
 

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8701 Videoキャプチャ

Question  
Q1. ユーザーズマニュアルには”3種類のサンプルアプリケーションのソースファイルと実行ファイルが入っています。”と書かれているが、付属のFDには実行ファイルが2つとソースファイルが1つだけしか入っていません。
Q2. 他の関数で用意した画像メモリとキャプチャした画像を対応させるためにX11_AllocateBufferExternal();を利用しようとすると、コンパイル時に”定義されていない”とエラーがでます。
Q3. 画像フレームを映像入力2チャネルの間で切換えながら取得し、2画面同時に処理することを考えています。

Answer  

A1. ユーザーズマニュアルには”3種類のサンプルアプリケーションのソースファイルと実行ファイルが入っています。”と書かれているが、付属のFDには実行ファイルが2つとソースファイルが1つだけしか入っていません。

 マニュアルの記述内容と実際の付属ファイルの内容が異なっておりました。申し訳ございません。正しくは以下の通りです。
 ソース実行形式
sample1(C)
sample2(C) ×
vbsample(VB) ×

A2. 他の関数で用意した画像メモリとキャプチャした画像を対応させるためにX11_AllocateBufferExternal();を利用しようとすると、コンパイル時に”定義されていない”とエラーがでます。

 ソフトウェア(SX11 "Standard" SDK)のバージョンについて、V1.0(和文マニュアル)では、X11_AllocateBufferExternal() という独立した関数として扱われていましたが、 現行のV1.1(sx11.hlp)ではそのやりかたを廃止して、もともと存在していた X11_AllocBuffer なる関数のパラメータ部分を変更して、外部参照も可能なように変化しています。

例:旧 X11_AllocateBufferExternal() の代替
 //mode.advanced.buffertype = BUF_EXT
 //p_extbuf = pointer to the external buffer
 ecode = X11_AllocBuffer (&mode, &buffer, (DWORD) p_extbuf);

A3. 画像フレームを映像入力2チャネルの間で切換えながら取得し、2画面同時に処理することを考えています。

 モード変更にはどの程度の時間が必要なのでしょう? または、モード変更の終了を知る手段はありませんか?
 また、チャネル切換に50ms 以上かかってしまうと実用上問題があるのですが、何か良い方法があれ ば教えてください。
 弊社OEM元からの回答によれば、モード変更後のチャネル切換時間はワーストケースで 90ms かかり、これを回避する有効な手段はないそうです。
 よって、X11_SetMode()関数がコールされた後、90ms以上のウェイトをいれて処理を行っていただくようになります。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8759 4軸ステップ/サーボモータコントローラボード

Question  
Q1. パルス方式による位置指令を記憶するバッファはありますか?

Answer  

A1. パルス方式による位置指令を記憶するバッファはありますか?

aPCI-8759によるCompact-PCIバスの占有率を下げる目的で、aPCI-8759にパルス方式による位置指令を記憶するバッファはありますか?
バッファ機能は有りません。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8806 D/Aコンバータ

Question  
Q1. マニュアルに記載されているコネクタはネジによるロックができません。ロックできるタイプの型式を教えてください。
Q2. aPCI-8004Sx x1、aPCI-8806 x2、OS:VxWorksのシステム構成で使っていますが、I/Oアドレスがどこかわかりません。

Answer  

A1. マニュアルに記載されているコネクタはネジによるロックができません。ロックできるタイプの型式を教えてください。

 ボードに実装されているコネクタはヒロセの「RDCD-37S-LNA(05)」で、ミリネジ(M2.6×0.45mm)のものを使用しています。

 ロックできるタイプの例として以下のものがあげられます。
 ■コネクタ
  半田タイプ:HDBB-37P、HDBB-37PF(05)
  圧着タイプ:FDCD-37P、FDCD-37PF(05)

 ■ケース
  プラスチック:HDC-CTF(ドライバー使用ロックネジ)、HDC-CTF1 (手回しロックネジ)
  電磁波対策用:HDC-CTH(ドライバー使用ロックネジ)、HDC-CTH1 (手回しロックネジ)

※詳細については、メーカのカタログを参照してください。

A2. aPCI-8004Sx x1、aPCI-8806 x2、OS:VxWorksのシステム構成で使っていますが、I/Oアドレスがどこかわかりません。

 Tornadoに付属している pciIomapShow.c の中の pciHeaderShow()という関数を用いたところ、info.txtの様な結果が得られました。
 この中の base address のどれかがI/Oアドレスのベースアドレスになってると思いますが…
 aPCI-8806の書式について、base address0,base address1は、PCIターゲットアダプタ9080が使用するメモリ空間とI/O空間のベースアドレスです。
 したがいまして、base address2のデータのビット0を0にマスクした値、(DA1の例で言えば"7600")が、8806が使用するIO空間のベースアドレスです。

 
テクニカルQ&A
■aPCI-8815 A/Dコンバータ

Question  
Q1. オートインクリメントでデータを取得しているとAPCI8815_STS_SAMPLING_OVERRUNというエラーが発生します。
Q2. リングバッファについて。
Q3. ボードを2枚使用している時、このボードのアドレスはどのように割り付けられるのですか?
Q4. 論理スロット番号は起動毎に変わるのでしょうか。毎回どのようになるか不明ですと、複数のボードを混在させたシステムではプログラミングが出来なくなるのでは?
Q5. シングルサンプリングにおける内部クロック、つまりdwMode=1はApci8815StartSampling実行と同時にサンプリングが開始され、1スキャンのサンプリングで終了するモードと考えてよろしいですか?
Q6. バーストサンプリングにおける内部クロック、つまりdwMode=3はApci8815StartSampling実行と同時にサンプリングが開始され、Apci8815StopSampling実行までの間、タイマ設定値間隔でサンプリングが行なわれるモードと考えてよろしいですか?
Q7. 外部クロックとはEXTRG入力への信号と考えてよろしいですか?
Q8. 外部クロックの入力間隔は何μ秒以上であればサンプリングできますか?内部タイマの設定と同じなのでしょうか?
Q9. 入出力コネクタの17PINに、+5Vが出力されていますが電流容量を教えてください。
Q10. μITRONベースでシステムを構築する予定です。ドライバ作成に必要な情報を教えてください。

Answer  

A1. オートインクリメントでデータを取得しているとAPCI8815_STS_SAMPLING_OVERRUNというエラーが発生します。

 オートインクリメントの場合でサンプリング速度が早い場合は、Windows の処理が追いつかずにあるチャネルのデータを取得出来ないで飛ばしてしまうケース(例:1,2,3,5の様に)が考えられます。
この様な場合に発生するエラーです。

A2. リングバッファについて。

 オートインクリメントでデータを取得するとき(MODE 3)に使うバッファはリングバッファになるとの事でした。
 チャンネル0から15まで取得する事とし、バッファの数を20程度としてバッファを溢れさせましたが、その結果バッファの0番目には必ずCh0の値が入っており、何度やっても同じでした。
 リングバッファで、チャンネル数の整数倍でなければバッファの先頭に入っているデータはCh0とは限らないと思うのですが、ここのしくみはどのようになっているのでしょうか。
 これはテストプログラムにて確認いたしました。
 リングバッファにはなっておりますが、無条件に上書きは致しません。読み出しを行わない場合は、バッファからあふれた時点でサンプリングを終了します。

A3. ボードを2枚使用している時、このボードのアドレスはどのように割り付けられるのですか?

 論理スロット番号の割り当てはBIOSのスキャンニングの順番で決まりますので、限定することは出来ません。

A4. 論理スロット番号は起動毎に変わるのでしょうか。毎回どのようになるか不明ですと、複数のボードを混在させたシステムではプログラミングが出来なくなるのでは?

 ボードのIDを取得することは可能ですが、それは、aPCI-8815であることを識別できる情報が得られるだけで、複数のボードの個別情報が得られる訳ではありません。
 BIOSの動きが明確でない以上、断言することはできませんが、経験則からつぎのような法則性が著述できると思います。
  1. 同じBIOSを使用している限り、システムスロットを基準にして、昇順か降順かのスキャンニング方向 が逆転することはない。
  2. 一度アサインされた論理スロット番号が、例えば8815以外のボードの抜き挿しにより再度スキャンニングされた結果変化したとしても、8815同士の論理スロット番号の大小関係は変化しない。
 この法則性を利用して、複数枚のaPCI-8815の識別をおこなう様にプログラミングしてください。

A5. シングルサンプリングにおける内部クロック、つまりdwMode=1はApci8815StartSampling実行と同時にサンプリングが開始され、1スキャンのサンプリングで終了するモードと考えてよろしいですか?

 はい、その通りです。

A6. バーストサンプリングにおける内部クロック、つまりdwMode=3はApci8815StartSampling実行と同時にサンプリングが開始され、Apci8815StopSampling実行までの間、タイマ設定値間隔でサンプリングが行なわれるモードと考えてよろしいですか?

 はい、その通りです。

A7. 外部クロックとはEXTRG入力への信号と考えてよろしいですか?

 その通り外部クロックとはEXTRG入力です。EXTRG入力はレベル入力ですので、EXTRG入力がイネーブルの期間にサンプリングを行います。
 EXTRG入力の仕方は、マニュアルの「外部トリガ使用例」を参考にしてください。

A8. 外部クロックの入力間隔は何μ秒以上であればサンプリングできますか?内部タイマの設定と同じなのでしょうか?

 外部クロックによる最少サンプリング間隔は内部タイマの設定でも同様ですが、変換スタートをかけてからデータの取り出しをおこなうまでの時間ということになります。 パソコンの処理能力とOSの種類が絡んできますので、一概に何μSと表現できませんが、ごく大雑把に言えば、Windows98SEのもとで、150〜200μsec位と思います。
 データの取り出し速度が遅くて間に合わなかった場合にはオーバランエラーが発生します。
 また、オーバランエラーが発生した場合にはデータの個数が足りないというような症状となって、つねにエラーメッセージで知らせる訳では無いという事にもご注意ください。

A9. 入出力コネクタの17PINに、+5Vが出力されていますが電流容量を教えてください。

 アナログ回路用として約10mAの出力容量を備えています。センサ等の電源に使用することを意図しています。

A10. μITRONベースでシステムを構築する予定です。ドライバ作成に必要な情報を教えてください。

 aPCI-8815のドライバ作成に必要な技術情報は以下の通りです。
  • ベンダID = 0x136C、デバイスID = 0x8815
  • I/Oポートアクセスのためのベースアドレスは、PCIバスコンフィグレーションレジスタ空間の base address2 の値のビット0をマスクした値を使用します。
  •  例えば、base address2 = 00007601 なら、ベースアドレスは 00007600 を使用します。
  • I/Oポートのマッピングはマニュアルに記載されています。
 なお、使用されているPCIバスコントローラチップは PLX9050 です。

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