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テクニカルQ&A
■AMI-41G/AMI-41H

Question  
Q1. AMI-32にて開発したアプリケーションとのAPIは共通でしょうか?
Q2. 書込み電圧12Vのリニアフラッシュカードに対する、イレース&書込みはできますか?
Q3. Windows98SEで「システムエラー01:カードマネージャがロードできません。」というメッセージが出てソフトが起動しません。
Q4. MTBF値を教えて下さい。
Q5. 付属のソフトでOS9のフォーマットすることは可能でしょうか?
Q6. WindowsXPで管理者以外の使用が出来ません。
Q7. リニアフラッシュカード(EF-1M-TB(AA))を読んだときの表示がおかしい。
Q8. アトリビュートメモリの更新で+1,+3,+5のデータを更新できません。
Q9. コモンメモリの更新でデータがFF以外の場合はライトエラーとなります。
Q10. 対応カードで、「カード属性情報のないフラッシュメモリカードは使用できません。」と記述されておりますが、具体的にはアトリビュートメモリの情報を指すのでしょうか?
Q11. ファイル形式がADTEK形式V2.0を使用できますか?
Q12. 誤った手順でインストールしてしまったドライバの復帰方法は?
Q13. リニアフラッシュカードのフォーマット(FAT16)、ファイルの書き込みが行えません。
Q14. AMI-41H/AMI-41Gで扱えるATAカードの容量はどのくらいですか。

Answer  

A1. AMI-32にて開発したアプリケーションとのAPIは共通でしょうか?

 AMI-32用のアプリケーション開発時に使用したCardUTPRO-Sに含まれるAPIはAMI-41G/AMI-41Hでも使用できますか?(CARDMAN.DLL、SCSIACC.DLLは共通で使用可能か?)
 API仕様は互換ですが、DLLについては専用になるため、AMI-41G/AMI-41Hを使用の場合はCardUTPRO-41を別途御用意下さい。なお、SCSIACC.DLLに相当するDLLはADKCI4XS.DLLという名前になります。

A2. 書込み電圧12Vのリニアフラッシュカードに対する、イレース&書込みはできますか?

 可能です。

A3. Windows98SEで「システムエラー01:カードマネージャがロードできません。」というメッセージが出てソフトが起動しません。

 AMI-41GをWindows98SE搭載PCに接続しCARDUT-41を起動しようとしたが、「システムエラー01:カードマネージャがロードできません。」というメッセージが出てソフトが起動しませんでした。
 CardUT-41はWindows98SEでは、デバイスのアクセスのためにASPIレイヤと呼ばれるモジュールを使用します。 このモジュールはWindows98SEに標準で含まれますが、Adaptec社からも相当のモジュールが提供されています。 CardUT-41では、これらのうち、Windows98SE標準バージョンを想定しております。 従って、現在Adaptec社が配布しているバーョンがインストールされていた場合は動作いたしません。
 ASPIレイヤのバージョン確認方法は、以下のファイル(c:\Windows\System\Wnaspi32.dll)のプロパティを表示させ、バージョン情報を確認してください。
 バージョンが4.7Xとなっていた場合はAdaptec社配布のモジュールですので、Windows98SE標準バージョンに戻す必要があります。 Windows 98SE標準バージョンはおそらく同一フォルダ内で“Wnaspi32.bak”とリネームされていると思いますので、 現在の“Wnaspi32.dll”を“Wnaspidll.47X”(“47X”は一例ですので他の拡張子でもかまいません)とリネームし、 “Wnaspi32.bak”を“Wnaspi32.dll”とリネームしてください。

A4. MTBF値を教えて下さい。

 MTBFデータを教えて下さい。(スロットの抜き差し回数は除く)
 AMI-41G/AMI-41HのMTBF値は下記の通りです。なお、いずれもPCカードスロットを除いた値です。
 AMI-41G・・・80,000時間
 AMI-41H・・・105,000時間
 (PCカードスロットは保証挿抜回数5000回となります)

A5. 付属のソフトでOS9のフォーマットすることは可能でしょうか?

 今までPC9801でAMI-2Fを使用し、SRAMカードをOS9フォーマットしていました。AMI-2FをAMI-41G/AMI-41Hに変更して新しくシステムを構築した場合、付属のソフトでOS9フォーマットすることは可能でしょうか?
 カードをOS9形式でフォーマットすることはAMI-41G/AMI-41HでもAMI-2Fでも出来ません。
 OS9フォーマットのメディアイメージをPCのディスクファイルとして用意して、それを絶対アドレス指定で書き込んでいたと思われます。従って、そのイメージファイルが残っていればAMI-41G/AMI-41Hでも同じ事はできます。

A6. WindowsXPで管理者以外の使用が出来ません。

 一般ユーザー権限で、CardUT-41を起動しようとすると、起動はするものの「カード」 メニューの「開く」が選択できないようになっており、使用できません。AMI-41G自体 はWindowsXPから認識されています。
 CardUT-41は、OSがWindowsXP(2000/Vista)の場合AMI-41H,AMI-41Gの「サポートソフトウェア」の下記バージョン以降では一般ユーザー権限で実行出来ます。
 AMI-41H・・・Rel.2.20
 AMI-41G・・・Rel.1.40
 上記以前のバージョンのソフトをお持ちのお客様は最新のサポートソフトウェアをダウンロードしてください。ダウンロードページ はこちら。なお、CardUT-41のインストール及びファームウェア更新プログラムを実行する際は Administrators 特権を有するユーザアカウントで行なって下さい。

A7. リニアフラッシュカード(EF-1M-TB(AA))を読んだときの表示がおかしい。

 リニアフラッシュカード(EF-1M-TB(AA))のコモンメモリは1MBのはずですが、1FFFF(2097151Byte)まで表示されます。イレースを行うとライトエラー:12と表示されます。
 正しいカード属性情報がないカードでは、このような状態になる場合があります。この様なカードに対しては、メニューの[カード]→[品種]でカード情報を設定する必要があります。 ちなみに“EF-1M-TB(AA)”の場合はデバイスタイプに“28F010”、カードサイズに“100000”を設定します。

A8. アトリビュートメモリの更新で+1,+3,+5のデータを更新できません。

 アトリビュートメモリは8bit構成ですので、奇数アドレスには存在しません。

A9. コモンメモリの更新でデータがFF以外の場合はライトエラーとなります。

 コモンメモリの更新でデータがFFの場合は更新できますがデータがFF以外の場合はライトエラー:12が表示されOKボタンを押しても反映されません。
 フラッシュメモリはイレースされた状態でなければ書き込みできません。

A10. 対応カードで、「カード属性情報のないフラッシュメモリカードは使用できません。」と記述されておりますが、具体的にはアトリビュートメモリの情報を指すのでしょうか?

 その通りです。

A11. ファイル形式がADTEK形式V2.0を使用できますか?

 AMI-2F(PC98シリーズ用)で、ファイル形式がADTEK形式V2.0を使用し、フラッシュメモリカードでデータファイルの読書きを行っています。AMI-41G/AMI-41Hでもまったく同じように使用できますか?
 残念ながら AMI-41G/AMI-41Hは「ADTEK形式V2.0」をサポートしておりません。

A12. 誤った手順でインストールしてしまったドライバの復帰方法は?

 まず最初にドライバより先に、CardUT-41をインストールし、その後AMI-41Gを接続しウイザードに従い場所の指定をCD-ROMでOKしてしまいました。 場所を指定し直し、ファイルのコピー元を「D:\win2k」にしてOKしましたが、指定場所にデータは無いというようなメッセージが出ました。 ハードウエアの削除でデバイスマネージャの!印を削除し何回かやり直してみましたがうまくいきません。
 おそらく Windows98SE用のドライバがインストールされてしまったものと思われます。Windows2000にWindows98SE用のドライバをインストールしてしまった場合の復帰手順は次の通りです。
  1. Administrators特権を有するユーザアカウントでWindowsにログオンします。
  2. AMI-41G を接続して電源を投入します。
  3. [スタート] メニュー [ファイル名を指定して実行(R)...]で、[名前(O):]に「devmgmt.msc」と入力して [OK] ボタンをクリックします。
  4. 「デバイス マネージャ」が起動します。
  5. 「IDE ATA/ATAPIコントローラ」デバイスクラスを展開します。
  6. 「USB Device」デバイスを削除します。
  7. AMI-41G の電源を切断します。
  8. [スタート]メニュー[ファイル名を指定して実行(R)...]で、[名前(O):]に「explorer %windir%\system32\drivers」と入力して [OK] ボタンをクリックします。
  9. adkums98.pdr、adkums98.sys が存在していたら削除します。
  10. [スタート]メニュー[ファイル名を指定して実行(R)...]で、[名前(O):]に「explorer /e,%windir%\inf」と入力して[OK]ボタンをクリックします。
  11. 左側のウィンドウの「inf」を右クリック、[検索(E)...] を選択します。
  12. 「ファイルとフォルダを検索」ウィンドウの[ファイルまたはフォルダの名前(M):]に「*.inf」、[含まれる文字列(C):] に「ami-41g」と入力して[検索開始(S)] ボタンをクリックします。
  13. 見つかったoem?.inf (? は一桁以上の十進数)、および、それと同じベース名を持つ oem?.pnf を削除します。
  14. AMI-41G の電源を投入します。
  15. Windows2000用のドライバインストール手順を行います。なお、この手順はWindowsXPには適用できません。

A13. リニアフラッシュカードのフォーマット(FAT16)、ファイルの書き込みが行えません。

 リニアフラッシュカードのフォーマット(FAT16)、ファイルの書き込みが行えません。Windowsの設定等に問題があるのでしょうか?(OS:Windows98SE)
AMI-41G/AMI-41Hでは残念ながらリニアフラッシュメモリカードに対し、Windowsの標準的な方法でのフォーマット、データ書き込みを行うはできません。 ただし、既にディスクフォーマットでデータが書き込まれたカードをリードオンリーのディスクとして使用することは可能です。
 AMI-41G/AMI-41Hを使用してリニアフラッシュメモリカードに対し、ディスクフォーマットでデータを書き込むためには以下の方法があります。
  1. 目的のカードと同サイズのSRAMカードを準備する
  2. SRAMカードがフォーマットされていなければフォーマットする
  3. エクスプローラ等を使用してSRAMカードに必要なデータを書き込む
  4. CardUT-41の「カード→ファイル」を使用し「3」で作成したカードの内容を全てファイルに保存する。
  5. 目的のカードを挿入する。
  6. 目的のカードがイレースされていなければイレースする。
  7. CardUT-41の「ファイル→カード」を使用して「4」で保存したファイルを書き込む
 以上でリニアフラッシュメモリカードにも、ディスクフォーマットのデータを書き込む事が可能です。

A14. AMI-41H/AMI-41Gで扱えるATAカードの容量はどのくらいですか。

 AMI-41H/AMI-41Gの対応カード容量は、使用するソフトウェアにより下表の通りになります。
 ディスクドライブ*CardUT-41
***
CardUT-41E
****
CardUTPRO-41
R1.XX
CardUTPRO-41
R2.XX
AMI-41H**137GB2GB137GB2GB137GB
AMI-41G8GB2GB8GB2GB8GB
 * Windowsにディスクドライブとしてマウントし、ファイルアクセスする場合
 ** ファームウェアバージョン2.22以降が必要
 *** AMI-41H/AMI-41Gに標準添付
 **** 別売のオプションソフトウェア

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